やー! たぬだよー!
今日はおくるまのタイヤについてかくよー!
縁の下の力持ち! タイヤちゃんなのー!
たぬたぬらんどの整備士 たぬが、タイヤについて書くのー!
・車に乗ってるけれど、タイヤってあんまり見てないなぁの人類
・空気圧点検どうですかって聞かれたけど、空気圧ってなぁにの人類
・タイヤに文字が書いてあるけど、なんて書いてあるかはわかんねの人類
みんなタイヤって、よくみてるよー! って人はそんなにいないと思うの。
たぬもそんなに見ないし、じっとみてるって人はなかなかレベルのお高い人なの。
でもね、タイヤちゃんってすごく、すごく大事なのー!
たまーにはタイヤちゃん、いつも頑張ってくれてありがとーって月に一回くらいはみてあげてほしいのー!
それがドライバーの義務と思うの。
それじゃあ、たぬとタイヤについて見ていきましょなの。れっつ ごー!
空気圧はタイヤの基本!
空気圧、ちゃんとみてますかなの。
タイヤは空気をいれて、おくるまを支えているの。
だから適正な空気圧じゃないと、不具合が起こりやすくなっちゃうのー!
この空気圧は高過ぎても、低過ぎてもだめなの。適正な空気圧であることを確認しーましょ。
ただ高速道路に乗るときは、ちょっと高めにするのはOKと思うの。あくまでも表示から離れ過ぎはNGなの。
適正な空気圧は、車のドアを開けたところにステッカーがあるの!(稀に給油口のとこに貼ってる場合もあるの)
画像のステッカーだとこの車のタイヤサイズは155/65/R14(タイヤサイズは後述)が標準。
このタイヤの適正な空気圧は前輪後輪ともに220kPaということがわかるの。
・空気圧が高過ぎ
⇨空気圧が高過ぎると、タイヤの真ん中が早く摩耗しちゃうの。
パンパンに膨らんだタイヤをイメージしてほっし! 膨らんでタイヤの両肩が地面につかなくなっちゃうの。
・空気圧が低過ぎ
⇨空気圧が低すぎると、タイヤの両肩が早く摩耗しちゃうの。
へんにゃり潰れたタイヤをイメージしてほっし! 潰れて、タイヤの真ん中が地面につかなくなっちゃうの。
だから。
適切な空気圧を保つ様にしましょーなのー!
タイヤの空気は自然に抜けちゃうの。月に一回点検を、なのー!
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMAの調べによると4台に1台が空気圧不足なの。 (引用元:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 JATMAhttps://www.jatma.or.jp/tyre_user/tyrepressure.html)
特に高速道路に乗る前は、点検しとこーね!
155/65/R14 75H ……なんだろ。暗号かな?
たぬー! たぬー! タイヤの横に文字がかかれとー!
これはタイヤの表示なのー!
155/65R14 75H
1個ずつみていこーね!
これはタイヤの断面幅を表してるの。
この画像のタイヤだと、タイヤ断面幅は155mmという意味なの。
数字が大きいほど、太いタイヤになっていくの。
これは扁平率を表しているの。
聞き慣れないと思うの。タイヤの扁平比の度合いを表しているの。
これはラジアルを表しているの。
タイヤの構造は大きく分けて2種類に分けられるの。
ラジアルとバイアス。
タイヤにRとついているとラジアルタイヤ。-(ハイフン)だとバイアスタイヤという意味なの。
一般のお車はほとんどラジアルタイヤなの。バイアスタイヤはバスとか、トラックに使われることが多いの。
これはリム径のことなの。一般的にはインチって言ったほうがわかりやすいと思うの。
タイヤ屋さんに行って「何インチのタイヤですかー?」って聞かれたらここをみるのー!
画像のタイヤは14インチなのー!
これはロードインデックスのことなの。負荷能力指数ともいうの。
決まった条件のもとで、そのタイヤが支えることのできる最大の重量のことなの。
この図でいうとこのタイヤは387kgまで負荷できるの。
それを超えちゃうと、タイヤがバースト(破裂)したりしやすくなっちゃうのー! こえこえなの。
『過積載はやめましょう!』とかって言われる理由の一つには、こういう理由もあるの。
いっぱいお荷物載せちゃうと、制動距離(ブレーキの効き始めから完全に止まるまでの距離)も長くなっちゃうの。
みんなも過積載は絶対にダメなの! たぬとのお約束なの。
これは速度記号のことなの。
決まった条件のもとで、そのタイヤを使用できる最高速度のことなの。
この図でいうとこのタイヤは210km/hまで走行可能なことがわかるの。
たぬの体験談
寒さの深まる頃だったと思うの。一台の車が入場してきたの。
日が沈んでてだいぶ暗かったから、ヘッドライトは付けてたんだけれど違和感を覚えたの。
「あれ? ライト以外もなんかついてる……?」
フォグライトでもないし、電飾……?
むむ、おもて近くいったら
チチチチチッって、言いながら動く車。
お客様が車から降りてきて
「タイヤから火が出るんじゃ。みてくれーや」
70歳くらいのおじいちゃんだったの。
あごひげがとっても印象的やったのー!
タイヤから火!? ファイヤ?
不思議に思いながらも、お車をお預かり。
ピット(おくるまを整備するところ)にイン!
タイヤの溝がなかったの……。
大変つるつるなの……!
つるつるのゴムを突き破ってワイヤーがでてたの。
指で触ってみると針みたいで、焦げ臭いにおいがしたの。
タイヤから火っていうのは
ゴムの下のワイヤーが露出して、アスファルトと接触して
火花が散ってた状態のことを指してたんだとおもー!
「はわわっ、タイヤが大変なことになってるの」
おじいちゃんと一緒にタイヤをみて、お話したの。
「こら、溝がなぁじゃないか! いけんじゃないの!(これは溝がないじゃないか。ダメじゃないか)」
おじいちゃん、がはは。わろてはったの。メンタルつよつよなの……。
すぐにタイヤを替えてもらったの。
おじいちゃんは全然気づいてなくて、おばあちゃんに指摘されてうちに来たの。
車検のタイミングはスタッドレスタイヤに履き替えてたから、車検に通ってたみたいなの。
タイヤ火花事件の後は、たぬのお店によく来てくれたの。
ちなみにご年齢は80歳過ぎてたの。
しばらくして、おくるまの運転卒業して3輪車でお店に遊びに来てくれるようになったの。
まとめ
今回は、タイヤの基礎知識についてのお話だったの。
振り返ってみるの。
①月に1回は空気圧点検しましょ。
空気圧は高過ぎず、低過ぎず、適切な空気圧を保ちましょ!
適正空気圧から離れ過ぎていたら、変な摩耗をしちゃうよ!
②タイヤの表示はこう見るの!
たぬー、たぬー! ちゅぎにはむずかしかったの。
ほな、ちゅぎの好きなドーナツでみてみよかー!
例として155/65 R 14 75 H(軽自動車に多いタイヤ)
155はタイヤの断面幅。
Wのとこなの
65は扁平率。
数字が小さくなるほど、薄くなっていくの!
タイヤの断面高さ➗タイヤの断面幅✖️100で求められるの。
Rはラジアル。
ラジアルタイヤとバイアスタイヤがあって。
Rはラジアル。-(ハイフン)はバイアス。
一般のお車はラジアルが主流。バイアスは産業用の車に使われることが多いの。
14はリム径。タイヤのインチなの。
リムはホイールにタイヤがはまる一周部分のことなの。
75は負荷能力指数。 ロードインデックスと言ったりもするの。
タイヤにかけることのできる限界の重量なの。
数字が大きいほど、重さに耐えられるの。
これを超えると、タイヤがバースト(破裂)しやすくなったり
急ブレーキや急カーブで車体のバランスを崩しやすくなるの。
ダメ! ゼッタイ! 過積載!
Hは速度記号なの。
負荷能力指数(ロードインデックス)に表示された重量で走ることができる
最高速度なの。
数字が大きいほど、早い速度に耐えられるの。
でも、スピードの出し過ぎはこえこえなの。
以上、今回は初心者向けにタイヤの基礎知識をテーマに書いてみたの。
みんなのお役に立てれば、嬉しいのー!
またねー!